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超空の要塞壮絶なる最後


 と言っても“B29”の事ではありません。東宝特撮作品ウルトラマンガイア登場のその名もズバリの“空中母艦基地エリアルベース“の事です。
 実の所自分はあまり特撮作品と言うのは見ない方だったのですが、たまたまウルトラマンガイアの第一話を見る機会があり何気なくOPから見ていると某クラ○ドベースそっくりな(笑)空中要塞が出て来るではありませんか。「すげ〜今度のウルトラマンはこんなん出て来んのか!?」と言う事で「良し、このエリアルベースが沈むまではおいらは見つづけるゾ」と堅く誓ったのでした(大笑)。
 とりあえずその時は「まあ、そう言うシチュエーションが本当に作られるとしても、多分怪獣の攻撃かなんか受けて海上に着水とかで終わっちゃうんだろうな〜」とか思ってたのですが・・・。
1999年7月31日運命の日を迎えます。
 それまで宙に浮かんでいても身動き一つしなかったエリアルベースが“モキアン”と言う、地球そのものを破壊しかねない超怪獣を倒すべく自分が普段艦内に搭載している戦闘機(シグファイターと言う)を護衛に従えて動き出したのです。
 それまで只の空に浮かぶ本部基地と思われていたのは、実は物凄い攻撃力を秘めた“機動要塞”だったのです。
 もうこれだけでも感動物ですが、その後モキアンとの壮絶なる砲撃戦の末エリアルベースは撃沈寸前まで大破してしまいます。そして渡辺裕之演じる所の石室コマンダーが苦汁の決断を下します。
「敵怪獣を宇宙まで誘き出し、このエリアルベース事破壊する!!」
まさかこんな台詞が聞けるとは夢にも思っていませんでした。
 そして総員退艦と同時にモキアンを宇宙まで誘い出す事に成功するのですが、石室コマンダーが最後の一人に残った所でアクシデントが発生します。
 それまでなんとか宇宙まで引っ張って来たモキアンが突然進路を地球に戻したのです(モキアンを宇宙まで連れて来れた理由やモキアンが戻ってしまう理由等は長くなるので省きますが)。
 そしてここでお約束のごとくガイアが登場するのですが、今回だけはウルトラマンも全然歯が立たない様でいきなりモキアンに捕まってしまう始末。
 大破しているはずのエリアルベースは攻撃システムを再び起動させガイアを援護します。でもそれが仇となりモキアンから更に攻撃を食らい動力炉に致命的ダメージを受け、炉が損傷に耐え兼ねて後数10秒で爆発してしまうと言う所までになってしまいます。
全てを悟った石室コマンダーはエリアルベースのメインコンピューターに最後の決断を告げます。
「このままあいつにぶつけろ!!」
もうこの時点で涙を止められる人はいない事でしょう。
傷だらけのエリアルベースが自らが吐き出す爆発の煙を引きずりながらモキアンに向かって行きます。そして・・・
「うぉー!!!」
 石室コマンダーの絶叫と共に満身創痍のエリアルベースはモキアンに自らの巨体をぶち当て、共に爆発の中に消えて行きました・・・。
まさか、まさかこんな壮絶な最後を遂げるとは誰が予想し得たでしょうか?。
「・・・日本の特撮もここまでの“もの”が作れるんだ・・・」
TVの前で素直に感動している自分がそこにいました。
 ・・・ただ、惜しむべきは総員退艦の際、誰一人として「・・・さよなら、エリアルベース・・・」みたいな台詞を言ってくれなかったって事ですねぇ(みんな空に浮かぶでっかい倉庫ぐらいにしか思ってなかったのか?)。
 でもそれを含めても人を感動させるに足りる話ではあったと思います。
 平成ガメラシリーズ以外泣かず飛ばずの特撮作品群ではありますがやろうと思えばこれだけのものが作れるんだと言う事を(しかもTVで)見せてくれたと思います。でもエ○ァンゲ○オン第六話じゃないけれど、これ以降の回がちょっと盛り上がりに欠けてしまっていると言うのも「いかにも日本人的だな〜」と思ってしまう所ですけども。


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