龍焔の機械神用語辞典 は行
≪は≫
【排焔器】
十二機の封印機に装備されている、高エネルギー処理機構。
胸部前面に三基付いた吸炎口と、排焔器本体、背部に六基備えられた排炎口よりなる。
吸炎口より取り込んだエネルギーは、本体を守る電磁結界の維持へと、まず回されるが、それでも処理しきれなかったエネルギーが、背部の排炎口より排出される。
基本的には、外部動力によって稼動する、拡散放射と対消滅を極限まで高めた荷電粒子砲が、その正体である。
排気される荷電粒子は、赤々と燃える炎の様に見えることから、排焔器と名付けられた。
無論、決戦機である黒き龍焔には装備されていない。
【ハイカグラ】
アルテアが人間の世界に残しておいた、真の対破壊神用決戦兵器。
見た目は全長二〇〇メートルあまりの巨大な長砲である。
龍焔の力はあらゆる物を破壊すると言われ、その力をこの世界の大気に含まれる水分中の不純物を完全に破壊する力に転換する装置。
この存在自体は人間の世界にのみ伝えられており、龍樹帝国皇帝フィフスすらその存在を大まかにしか知らされていなかった。
通常は「灰神楽」と漢字では書かず、カタカナで表記される。
【ハイペリオン】Hyperion
ヴァッシュが破壊されたヴァンガードの次に乗る最後の機体。
もはや重機動戦艦ではなく完全に機械神のカテゴリーで区別される、強力な機体。
名前の意味は「高きをいくもの」。
【パイルバンカー】 初出二十七話
【バーラト大陸】Bharat a continent
中央大陸の地軸の反対側にある、南北に連なる大陸。人間達が最も多く居留する土地である。
アルビオン連邦がある方が南バーラト大陸、ソレイユ王国がある方が北バーラト大陸と呼ばれる。
北大陸の方は、大洋側の土地の大半が大きく丸く削られた巨大な入り江の様になっている。
龍機兵等の地下生産工場等が稼動状態で残されていたのは、南大陸の方である。巨人機や要塞艦はバーラト大陸全土で発見されている。
【破壊神】 初出プロローグ
そう遠くない未来、人類は二大陣営に分かれ争いを続けていた。その中で究極的な破壊兵器として木星の大気(重水素)を取り込みエネルギー源とする巨大生物兵器が作られた。敵対陣営はこれに対抗すべく「ブラックホール弾」を搭載する超兵器を投入、凄まじいエネルギーのぶつかり合いにより、互いの兵器は暴走、双方のエネルギー兵器の高尚により発生した木星を丸ごと包み込むマイクロブラックホールの発生により、木星ごと全てを飲み込んで消滅した……だが、今まで木星があった場所には信じられない程の高エネルギー体が存在していた。
木星と言う巨大なエネルギーを無理矢理押し固めて生成された物体、誤った偶然が生み出した物体、これが破壊神「エンドベル」である。
【爆装機】初出十一話
【ハバクク】 初出二十一話
ハバクク級要塞艦一番艦
ヴァンガードの搭載する龍焔炉の起動試作器として改造。
上甲板上には、アレイヴァーグ級機動駆逐艦を搭載。
ヴァンガード共に、帝国府及びその周辺地域を壊滅に追い込むが、帝国軍に鹵獲された「オーディシャス」の突入によって撃沈。
【パラフレイズ】 初出十二話
終末大戦時「破壊神エンドベル」と戦った巨神。
全長一〇〇メートルを超える巨大人型兵器である。
頭部に龍焔炉を搭載するが、内蔵可能な制御機構の完成が遅れ、大型宇宙戦艦(帝国府の前身)より伸ばされた装甲ケーブにより制御を受けていた。
名前の意味は「自由を作る曲」
【ハンニバル】Hannibal
機械神九號機【グラシャラヴォラス】の両腕を構成する大型機。巨大な三角形をした本体に三発の推進器を載せたような形状をしている。
内部に巨大な浮揚器を内蔵し、本体より動力供給を受けることにより、輸送物資を満載した【グロスギガント】を接続した状態でも【グラシャラヴォラス】本体を高速飛行させる事が可能である。
機体全体が蛇腹状に出来ており、全体が伸縮し間接を露出させる事により、グラシャラヴォラスの白兵戦用の腕部として機能する。しかし本体自体の格闘能力が低いので、本来の機能を発揮することはあまり無い。
機体両脇に収納式のアンカーを四基装備。攻撃、輸送と、その用途は幅広い。
本機はハンニバル二機のみで前後に連なって合体することも可能であり、その状態では【ハンニバル・カプール(HannibalCouple)】という名称になる。
【ハンプティダンプティ】 初出十五話
龍樹帝国陸軍で運用されている重機動砲台。
大型の車体に細長い四脚と言う構成であり、車体上部にはレオポルド列車砲と同じ長砲身二八センチ砲を搭載する。
脚部の脹脛の部分にはクロウラが装備されており、脚部を折り畳む事により自走砲形態に変形が可能である。
ちなみにこの二八センチ砲の変わりにカール自走臼砲の六〇センチ砲を積んだ物もある様である。
≪ひ≫
【庇護】ひご
弱い立場のものをかばって守ること。
【庇護欲】ひごよく
弱い立場のものを守ってやりたいと言う欲望。
純粋な気持ちからくるものもあれば、邪な気持ちからくるものもあるが、後者の描写に使われることの方が多いようである。
【ビスマルク】
ワーマイル公国海軍のビスマルク級戦艦一番艦。
【ビッグボーイ】 初出四話
【白虎】@
雷の精霊の王の名。
【白虎】A 初出十五話
重機動要塞航空母艦信濃に接続されている機動巡洋戦艦。
「翠雀」「玄武」と組み合わさり「天龍」「海龍」「地龍」の三形態に変形合体が可能。
【ヒューリスティック(heuristic)】
「試行錯誤して自分で発見する」という意味。経験則。
【飛装兵】 初出三話
空戦用の可変型龍機兵。
強力な水素ジェットモーターと浮揚器を搭載し、飛行を可能としている。
空を飛ぶために装甲を幾らか薄く作ってはあるが、それでも100t前後の重量がある。
【飛龍】 初出一話
「蒼龍」と同じく「龍驤」をタイプシップとした空中型の艦である。
空を飛ぶと言う余りにも過酷過ぎる要求に答えるべく、蒼龍以上に超技術を導入して建造されたが、それでも当時の技術力ではこれだけの大艦を宙に浮かべると言う事は相当に困難だったらしく、艦体のあちこちに姿勢制御用のプロペラスタビライザーが処狭しと付いている。
また前述の赤城同様艦橋が左舷に付いている。
第四機動艦隊旗艦として任務に就くが蒼龍の場合と同様、空軍の空中基地として運用される事の方が多い。
空中航空母艦飛龍 要目
全長291.10m
基準排水量117300t
最大速力 30ノット(水上)時速610キロ(空中)
武装 40cm連装砲塔×2 15cm単装高射砲塔×6 長10cm連装高射砲塔×10 25m連装機銃×20 乙型劫火砲×1
搭載機 飛装兵×36(通常型航空機の場合×73)
搭載艦 機動駆逐艦×2
【鼻梁】びりょう(はなみね)
はなすじ。はなばしら。
≪ふ≫
【ファイアディスティニー】初出十五話
黒龍師団の装備する正式機。
神機クラスの力を発揮する強力な機体であるが、乗りこなすにも相当な技量を要する。
【ファーヴニル(ファフニール)】fefnir @
北部神話の伝承において、勇者ジークフリートと戦った強き邪龍。
硬い鱗で覆われ、長大な尾と鋭い牙を持ち、猛毒のブレスを吐く。
その鱗は主神「オーディン」の武器「グングニール」をも弾くと言われていた。
財宝を洞窟の中に隠し、誰にも取られないように見張り続けている。
【ファーヴニル】fefnir A 初出二十話
機械神十號機 天蠍宮の黄道機「ファーヴニル」
下半身が巨大な四脚の形状になった機械神。ケンタウロスとスコーピオマンを足して二で割った様な形になっている。
脚部の付け根を覆う様に装備された盾には、破砕爪と四六センチ丙型砲塔を二基装備。四枚の盾に搭載された火力をあわせると、四六センチ砲二十四門と言う脅威的な大火力になる。これは甲鐵級巡洋戦艦三隻分の砲撃力と同じである。
巨大な下半身は、前部が左右に割れ、上半身を左右から包み込む様に移動し、二脚形態へと変形する。
後脚と尾の三点支持で立ち上がり、前脚部が腕部となる。四脚時の状態で見えている両腕は、他の機械神で言えば、副腕にあたるものである。
脚部の構造上、本体を大地に固定するパイルバンカーが装備出来なかった為、排焔器起動時は四脚形態での使用が前提になり、巨大な尾も含めた五点支持により機体を支える。
守護精霊は土。
【フィフス】 初出五話
龍樹帝国皇帝の名。
アルテアを補佐していたサポートドロイド五号機。
かつては数多くのドロイドが残っていたが、全て寿命で動かなくなっていた。
今ではこのフィフスが残るのみだが、フィフス自身もそろそろ稼動限界に来ているようである。
ちなみに決戦兵器達の本当の使い方そのものは、このサポートドロイド達にすら、アルテアは全てを教えていなかった。
【フーガ・ムラサメ】 初出四話
リュウガとリュウナの母親である。先代の魔導教会の長でもあり、歴史上最強の魔法使い。現時点での最高位であるアリシアすら大きく上回るほどの魔力を秘めていたと言われる。
暴走しかけた龍焔炉に取り込まれたリュウガを助ける為に、自分の命を使い、この世から去る。故人。
【性格】のんびりおっとり、少しおっちょこちょい。その性格は娘たちにそのまま受け継がれている。
【体格】不明
【種族】ホビット
【フューリアスU】 初出十二話
枢機国軍が大西海地域用に開発した高速機導戦艦。準同型艦に、主砲を38cm連装二基にした「カレージャスU」と「グローリアスU」がある。
艦首両サイド上に一基ずつ配された46cm単装砲塔の後部に巨大なジェットモーターを配しており、突撃戦闘においては他に類を見ない強さを見せる。しかしその代償として、白兵形態への変形機能が廃されている。
【副長】 初出一話
龍樹帝国海軍第八機動艦隊旗艦、重機動要塞航空母艦信濃副艦長。階級大佐。
龍樹帝国皇帝直轄の戦闘集団「黒龍師団」に所属。副師団長を務める。
剣士としての実力もかなりのものがあり、バスタードソードを両手に持っての二刀流を得意とする。彼には「双刃の閃光」と言う仇名がある。
ちなみにこう見えても妻子持ち。帝国軍訓練学校に入る前から既に結婚していたとの事。
【性格】真面目。基本的にクールに何でもこなすのだが、いざと言う時は熱血になる。
【体格】身長165cm 体重55kg
【種族】ホビット
【フルート】
リュウガの意外な特技。職業演奏者並に上手い。
魔笛を渡された直後のアリシアは、リュウガに吹き方を教わっていた。
本人も何故自分がこんなにも上手にフルートを演奏できるのか解からなかったのだが、記憶を取り戻した際に、その理由も明らかになる。
【プロット】plot(英)
物語・小説・戯曲・映画などの筋立て。構想。元々の意味は策謀。
≪へ≫
【ベルゼヴュート(ベルゼブブ)】Belzebuth @
悪魔学者の示した「死海聖書」によれば、魔神の君主とされる。
ある者は「失楽園」の中で、権力と邪悪さで「サタン」に次ぐと言い、悪魔学者達は、地獄の最高君主であるとする。
名前の意味は、「蝿の王」を意味しており、地上に現れる時は凶々しい巨大なる蝿の姿で現れる。
最も恐れるべき魔王の一人。
【ベルゼヴュート】Belzebuth A 初出三話?
機械神十一號機 重射宮の黄道機「ベルゼヴュート」
十二機の封印機の指揮駆逐機の一号機。主任操士は黒龍師団師団長ガルアディアル。
指揮駆逐機の二機と決戦機には建造時から呼ばれているコードネームの他に正式名称とも言える名前が用意されており、この機には【The
DarkGale 黒き疾風(くろきしっぷう)】と言う名称がある。
指揮機として他の機よりも倍する戦闘力が必要という事で、縮退炉を四基搭載。これによって単純な総出力は二倍にはね上がったが、その分出力調整にも多大な負担がかかり、乗り手を選ぶ機体となってしまった。そのじゃじゃ馬ぶりは普通の黒龍師団員にも手に余るほどである。この機体を難なく乗りこなすガルアは操士としての腕も相当あることを物語っている。増設分の縮退炉は両腿に一基ずつ搭載されている。
この機は戦艦形態への可変能力を有しており、通常は龍樹帝国海軍の新型戦艦として活動している。戦艦としての所属は龍樹帝国海軍第一艦隊旗艦である。戦艦としての単純な戦闘力は甲鐵級巡洋戦艦を越える。但し戦艦形態は封印形態という意味合いも持っているので、速力自体は二十七ノットの最高速力に抑えられている。
両肩部にはアスタロトに装備された魔導器の改良型を搭載。操士の魔力の増幅用と自動魔法発動用の両用である。
右手に持つ長弓は、指揮駆逐用という事で後ろから指揮を取る機会が多いとの考えで、後方からの中距離戦用射撃武器として用意された巨大魔導弓である。この超弓より打ち出される攻撃魔法の充填された矢は、戦艦の主装甲すら簡単に射抜くという。
守護精霊は風。
【ベルグドーラ】 初出十五話
【ベルグレイター】 初出一話
【ヘルファイアカノン】
劫火砲の別名であり、終末大戦前後は、これを正式名称として使われていた。
ヘルファイアカノン自体は、宇宙戦艦等の主砲として利用されていた、大規模破壊兵器である。
≪ほ≫
【ホビット】
ディフュームを構成する三種族の中の一つ。
三種族の中では一番数が少なく、ディフューム全体の一割にしか満たない。
外見的な特徴として、猫のような耳を頭の上に持ち、同じく猫科のような細長い尻尾を腰の後ろに持つ。
基本的に小柄な種族であり、男女とも平均身長は160cm前後となっている。
他の二種族に比べ敏捷力に優れ、足の速い者ならば100mを6秒ほどで駆け抜けてしまう。
【仄か】ほのか
@光・色・香りなどがわずかに感じられるさま。
「仄かな光」「仄かに赤みがさす」「香りが仄かに漂う」等。
A明瞭でないさま。
「仄かに覚えている」「仄かに聞く」@に比べて一般的では無い。
B量や程度が少ないさま。
「花は仄かに開けさしつつ」
【ぽんっ♪】 初出一話
リュウガとリュウナの癖。
何かの相づちとか、何かを思いついた時に、胸の前で両手を合わせる仕草を見せる。
「ぽんっ♪」っと、音符付きで表記される。
【ポンツーン】pontoon
浮かせて用いる箱形の構造物。台船、浮き桟橋など。