龍焔の機械神用語辞典 か行
≪か≫
【カイザウ・ウィルへレムゲッシュ】
パリ砲の正式名称。
【回天】
龍樹帝国海軍八八艦隊艦十五番艦。
甲鐵級巡洋戦艦三番艦。
【海龍】 初出二話
「玄武」「白虎」「翠雀」の三体が合体した大型機動兵器。
海戦用の機体である。
【カイン・レイシュナー】
黒龍師団副師団長補。階級中佐。
あまり黒龍師団に居ない副長に代わり、ガルアの補佐に回る。
【性格】基本的に真面目。
【体格】身長不明 体重不明
【種族】エルフ
【カール自走臼砲】
ワーマイル公国が製造した、口径六〇センチを誇る巨大臼砲を積んだ超大型自走砲。自重は一二八トンもある。
帝国陸軍でも使っているが、ローラ共和国では運用に限界があるらしく使用例は無い。
ちなみにあの重機動要塞航空母艦信濃にも一両搭載されているが、何時どのような用途の為に積載されているかは不明である。
【加賀】@
八八艦隊艦四番艦。
土佐級戦艦二番艦。
【加賀】A 初出二十二話
赤城同様南大海海戦において大破した「戦艦加賀」の後身として完成した重航空母艦である。
改造の要目も赤城とほぼ同じである。
基本的に赤城と同様な形をしているが、艦橋部が他の空母と同様右舷部に設置されている。
また加賀は戦艦の改造と言う事もあって、赤城よりも全長が若干短い。
今現在加賀は、第二機動艦隊旗艦として活躍中である。
重航空母艦加賀 要目
全長316.10m
基準排水量138200t
最大速力 30ノット
武装 40cm連装砲塔×4 28cm単装砲塔×10 15cm単装高射砲塔×8 長10cm連装高射砲塔×10 25m連装機銃×20 乙型劫火砲×1
搭載機 飛装兵×45(通常型航空機の場合×90)
搭載艦 機動駆逐艦×2
【花瞼】かけん
美人のまぶた。
花のように美しい美人のまぶた。
【カストラート】castrato
少年の声を保持するために変声期以前に去勢した男性歌手。
【カタルシス】katharsis(ギリシャ)
@抑圧の解放。わだかまりの解消。精神分析で、抑圧された感情や体験を言葉や行動として外部に表出して、心の緊張を解消すること。
A悲劇を見ることによって日頃鬱積(うつせき)している情緒を解放し、精神を浄化すること。
【カラミティ】calamity
惨禍、悲惨。
【火龍遣い】
リュウナに付けられた仇名。
普通の術者では到底使えない「火の刻印」の呪文を使いこなせる処から、何時しかその名で呼ばれるようになった。
リュウナムラサメの名を知らなくとも「火龍遣い」と言えば、どんな魔法使いでさえもその存在を知っていることだろう。
【ガルア・ディアル】 初出三話
龍樹帝国皇帝直轄の戦闘集団「黒龍師団」を率いる師団長。階級中将。
中将職にもあるにも関わらず、未だに前線に出て闘う、根っからの現場のひと。
こう見えても魔法戦士であり、並みの魔法使いよりもよっぽど強力な攻撃魔法を繰り出す。武器としては二メートルを大きく超える槍斧を用いる。
専用戦艦として「重機動戦艦大和」を持つ。
ちなみに本人は太っている訳では無いのだが、体重が百キロを超えている為、良くアリシアから「デブ、デブ」と言われているらしい。
【性格】豪快 曲がった事が大嫌い
【体格】身長195cm 体重102kg
【種族】オーガ
【換骨奪胎】かんこつだったい
@古人の詩文の発想、形式などを踏襲しながら、独自の作品を作り上げること。他人の作品の焼き直しの意など悪い意味にも用いられるが、本当は良い意味で使われる。「サル真似」「パクリ」とは、この言葉を使う状況が大きく違う。
Aこれが出来ないとプロのクリエイターにはなれない。
【ガンマ砲】
ワーマイル公国陸軍に配備されている重攻城臼砲である。
その口径は420mmを誇り、総重量は140トンにも及ぶ。16口径の砲身のガンマは、左右射角46度、俯仰角は43〜75度である。
砲弾は1〜1.02トン、8分に1発の発射速度で、最大射程は一万四千二百メートル。
移動には10台程の特別輸送車が用いられ、組み立てには1日半から2日半を要する。
「80cm列車砲ドーラ」「60cm自走臼砲カール」と並ぶ、ワーマイル公国軍の怪物砲である。
龍樹帝国陸軍でも使用されているが、信濃に搭載されているかは不明。
≪き≫
【紀伊】
龍樹帝国海軍八八艦隊艦九番艦。
紀伊級戦艦一番艦。
【機械神】
「破壊神エンドベル」との決戦の為に建造された十三機の巨大兵器の名称。
龍樹帝国軍は、その圧倒的な力を持った存在を、畏怖の念を込めて「機械の神」としたのだ。
【ギガント】gigant
ワーマイル公国軍の開発した大型輸送機。五〇メートルを大きく超える主翼に二〇〇〇馬力のエンジンを六発積み、二十七トンの荷物を運ぶことが出来た。
分解した状態の戦闘機なら三機、兵士なら百名近くを空輸できる。
八トンハーフトラッククラスの物ならば、八八ミリ高射砲を牽引したまま収容できるだけの大きな収容力を誇る。
が、反面機動力が大変低いので、使用には制空権の確保がまず必要である。今の処は後方での輸送任務が限界である。
龍樹帝国とローラ共和国でも使用されている。
全長:28.15m 全幅:54.99m 重量:43000kg
最高速度:285q/h 航続距離:1100q
武装:20mm電磁軌道砲X2 13mm電磁軌道砲X7
【擬似劫火砲】 初出十二話
火系最強の攻撃呪文「火の刻印」の呪文と増幅の為の魔薬を詰めた特殊砲弾を機関部で加圧し、それを電磁軌道で限界まで加速させて打ち出すと言う、枢機軍によって開発された超破壊兵器。
「火の刻印」の呪文は、真空中を無尽蔵に満たしている高エネルギーを一時的に取り出し触媒に使うと言う、「龍の焔」と同様の動作原理を持ち、非常に限定的なものの本物の劫火砲とほぼ同じ作動原理で動く砲である。
【擬似龍焔炉】
擬似劫火砲と爆装機の機構を流用して造られた、究極の動力炉。
本物の龍焔炉に比べれば出力自体は小さいが、本物とまったく同じ動作理論で動く。
ただ、システム自体が巨大化してしまった為、搭載艦であるハバクク級要塞艦の艦内容積の殆ど全てを占めるだけの巨大なものとなっている。
この擬似龍焔炉を稼動させる為には制御艦と搭載艦の二隻の要塞艦が必要となり、上段の艦に制御機構、下段の艦に擬似龍焔炉を搭載している。
元々は機動戦艦等の新機関用として開発されてはいたが、余りにも巨大な物となってしまった為、従神器の動力供給用として製造されたものが唯一である。
始めはこの従神器用としては総出力の小ささが指摘され本物の龍焔炉を使用される事となっていたが、ラグナレクの入手によって究極の増幅器を手に入れたことにより、従神器用として使用する事が可能となった。
それによって本物の龍焔炉が浮いた形になり、それを利用して龍焔炉と言う強大なパワープラントを搭載する機動兵器を一機建造できることになった。
それによって建造されたのがヴァンガードでありハイペリオンなのである。
【機動強襲揚陸戦艦】
【機動駆逐艦】
機動艦の一種。敵機動駆逐艦や飛装兵、龍機兵を、文字通り駆逐する為に造られた。
機動戦艦と言う新機軸兵器が登場した時、機動巡洋艦や機動空母等の様々な派生種が造られ、その中で機動駆逐艦と言う物が然も当たり前の様に作られた時、この艦種こそ機動戦艦を越える強力な戦略兵器になりうると言う事に気付く者は、当時枢機国の中では殆どおらず、一時期龍樹帝国の独占兵器になっていた。枢機軍は始め、この様な小艦には目もくれなかったのである。
一〇〇〇トン程度の艦体に飛行用の推進器、浮揚器や、戦艦クラスの主砲、白兵用の格闘腕等を取り付けたその物体は、それまでの機動兵器の頂点を担っていた龍機兵をあらゆる点で圧倒し、機動戦艦を遥かに上回る機動力を有した。そしてコストパフォーマンス的にも機動戦艦一隻建造するに必要な資材で、少なくとも三十隻以上の機導駆逐艦を用意する事が可能だった。
総合的な戦闘力では、機動戦艦を超える「重機動戦艦」には敵わないが、その分数を揃える事が可能だった。
龍樹帝国軍が機動戦艦や機動巡洋艦の建造を殆ど行なっていないのはその為であり、建造されている機動駆逐艦も、量産性を向上させる為に、ほぼ同型種とも言える二艦種のみの建造に絞っている。この徹底的な経費の削減により、龍樹帝国軍は200隻以上もの機導駆逐艦を手に入れる事を可能としていた。
そして遅ればせながら枢機国軍も、機動駆逐艦の戦略性に気付き、捕獲した龍波級機動駆逐艦を参考に作り上げたアレイヴァーグ級機動駆逐艦の大量生産に入ることになる。
【機動巡洋艦】
【機動巡洋戦艦】
【機動戦艦】 初出一話
龍機兵の製造技術を取り入れて造られた新機軸戦艦。
龍機兵を動かす電脳、原子炉、浮揚器等を大型化したものを搭載し、戦艦クラスの兵器に飛行能力や白兵戦への可変能力を付加した超兵器。
白兵形態への可変の為、通常艦の様に大勢の乗員を常駐させて置く事が無理な為、各部所の省力化、無人化が徹底され、基本的に十人以下の乗員での運用が可能である。だがその代償として、作戦中の補修作業等が困難な為、メンテナンスの場合は一旦基地に戻らねばならない。
龍樹帝国の場合は、失われた決戦機「パラフレイズ」の代替機として建造中であった「黄道機」の開発途中で造られたもの。
帝国軍に唯一保有する機動戦艦「出雲級」は、黄道機が多脚形態に変形した時とほぼ同じような形をしており、黄道機に搭載する大型縮退炉の運用試験や、各種武装兵器等の実験が行なわれた後、通常の機動戦艦として再改装され実戦配備されている。
枢機軍の場合は、帝国軍のこの新機軸兵器に対抗する為に「巨人機」の運用データを元に建造されたものである。
【驚駭】きょうがい
おそれおどろくこと。驚愕(きようがく)。けいがいとも。
「長足の進歩に驚骸せざるものあらんや」
【巨人機】 初出十二話
人間世界に残されていた、巨大人型兵器。
全長一〇〇メートルにも達する巨大龍機兵である。
結構な数の巨人機が発見されていたらしいが「ラグナレク奪取作戦」時に発掘された全機が投入され、擬似劫火砲を装備した一機を残して、その全てが破壊された。
それ以降は一機も発見されていないようである。
≪く≫
【グナイゼナウ】
ワーマイル公国海軍の、シャルンホルスト級巡洋戦艦の二番艦。
【グラーフ・ツェッペリン】
ワーマイル公国海軍の、航空母艦。
重巡並の砲力を持つ重装空母。
【グラシャラヴォラス】glasya-labulas @
36の軍団を指揮する地獄の長官。その称号は伯爵である。
流血を生み出し、殺戮を作り出す。
過去、未来のことがら全てについて知っており、人にそれを教える。
技術と科学についても同様である。
地上に現れる時は、鷹の翼を広げた、堂々たる犬の姿で現れると言う。
地獄の魔王の一人。
【グラシャラヴォラス】glasya-labulas 初出二十二話
機械神九號機 天秤宮の黄道機「グラシャラヴォラス」
機械神の第一建造目的である排焔器の起動を確保した上で、その他の大半の能力を輸送力に転化した機械神。
黄道機の装備する二基の大型縮退炉の出力は膨大であり、これをそのまま大規模輸送に利用する為に、まず両腕を巨大な飛行ユニットとして制作された。
建造思想的には「ティアマット」と同じ様なものだが、前者が推進力を極限まで高めたのに対し、此方は浮揚力を重視している。その為速力自体は遅い。
カーゴスペースである重箱型の下半身は、上下段ともかなりの重量物の積載が可能であり、大型重戦車「ラーテ」や超巨大自走砲「ランドドーラ」を運べる数少ない輸送機械でもある。また内部に仮設軌道を施設する事により重列車砲「ドーラ」も分解せずにそのまま運ぶ事が可能である。これらの大型兵器は大体下段のスペースに搭載され、上段には飛装兵や機動駆逐艦等の飛行兵器の搭載に使用される。
この重箱型下半身は単体でも輸送要塞として運用する事が可能であり、流石に飛行する事は出来ないが、陸上、海上を移動する事は可能である。
更に緊急時には、胴体の上段部分が九十度上に起き上がる事により、白兵形態に変形する事が可能である。だが、勿論機動力は劣悪であり、上段のカーゴスペースが九十度分横倒しになってしまう為、使用される事は殆ど無いと思われる。
本機自体の性能であるが、排焔器の起動と言う黄道機としての最低限は確保しているのだが、それ以降に予定されている「破壊神との直接戦闘」や「敵重機動戦艦との白兵戦闘」には殆ど役に立たない可能性が出てきた為、火力の確保として丙型劫火砲をカーゴスペースの両脇に一門ずつ、計二門装備している。これにより中距離から長距離の砲撃戦を行なう事が可能となった。この劫火砲が備え付けられた砲架はカーゴスペースが白兵形態になった時は腕部へと変形する。
機械神本体の背部には、今後更に増装備(輸送設備か武装兵器かは未定)が施される予定である。
守護精霊は雷。
【紅蓮の死神】
リュウガに付けられた仇名。
リュウガの振り下ろす火を纏った大剣の余りの破壊力に、敵兵達が何時しか恐れを込めてそう呼ぶようになった。
龍樹帝国の者もその強さに畏怖の念を込めて、同じ様にそう呼んでいる。
ちなみにリュウガの大剣が纏っている炎は、元々が妹の作った魔導器の力によるものなので、そう言う意味では彼女が紅蓮の死神と言われるのは、リュウナのおかげと言える。
【クロウラ】
パワーショベル等の重作業機械や、戦車等の戦闘車両の足回りに使用されている無限軌道の事。
「クローラ」「クローラー」とも言われる。
【黒き疾風】初出三話
機械神十一號機 人馬宮の黄道機「ベルゼヴュート」の正式名称。
「ダーク・ゲイル(The DarkGale)」とも呼ばれる。
【黒き龍焔】初出一話
機械神十参號機 蛇遣宮の黄道機「ロード・オブ・ナイトメア」の正式名称。
「ダーク・インフェルノ(The DarkInferno)」とも呼ばれる。
ちなみに「龍焔」と表記して「ほのお」と読ませるのは、この「黒き龍焔」の場合だけで、他のものは全て「りゅうえん」と読む。作品タイトルの「龍焔の機械神」も「りゅうえんのきかいしん」である。
本編の主役メカ。
【黒き雷光】初出一話
機械神十弐號機 麿羯宮の黄道機「アムドゥシアス」の正式名称。
「ダーク・サンダー(The DarkThunder)」とも呼ばれる。
【グロスギガント】
機械神九號機【グラシャラボラス】の下半身を構成する巨大輸送車。
重箱状の本体は上下段ともかなりの重量物の積載が可能であり、下段のスペースには大型重戦車「ラーテ」や超巨大自走砲「ランドドーラ」等の巨大兵器の積載が可能である。
また内部には埋め込み型の軌道が施設されており、重列車砲「ドーラ」も分解せずにそのまま運ぶ事が可能である。
上段スペースは、飛装兵や機動駆逐艦等の飛行兵器の搭載に使用される事が多いようである。
緊急時には、胴体の上段部分が九十度上に起き上がる事により、白兵形態に変形する事が可能であるが、機動力が劣悪の上、上段のカーゴスペースが九十度横倒しになってしまう為、使用される事はまず無いと思われる。
上段部両脇には二門の丙型劫火砲を備えるが、単体では出力不足のため発砲は不可能である。
グロスギガントと言う名称は、下段胴体部分の形状が、主力輸送機である【ギガント】に良く似ている処から、そう名付けられた。
≪け≫
「KI一〇九」 初出十一話
本体に七五ミリ砲を積んだ一式陸上攻撃機のバリエーション機。
ヨーコが出撃した「信濃」に急いで戻る為、自分の実家の近隣の基地に配備されている機体に乗せてもらった。
【激昂】げきこう
感情が高ぶること。興奮して激しく怒ること。げっこうとも。
【ケッテンクラート】
一輪の前輪と、小型のクロウラを履いた本体で構成された、一人乗りの半装軌式車両。
近距離の移動や、ちょっとした物資の輸送等に重宝される。
【原子炉】
龍焔の機械神内で扱われる原子炉と言う言葉は「常温原子核融合炉」の事であり、普段我々が想像する「原子核分裂炉」では無い。
【玄武】@
土の精霊の王の名。
【玄武】A 初出二話
重機動要塞航空母艦信濃に接続されている強襲揚陸機動戦艦。
「白虎」「翠雀」と組み合わさり「天龍」「海龍」「地龍」の三形態に変形合体が可能。
【権謀】
時期に応じた策略。権略。
【権謀術数】
人をあざむく為のはかりごと。
【現報】
現世に業をつくって、現世でその報いを受けること。
【硯北】
相手に敬意を表す意味で、手紙のわきづけに使う言葉。
【玄妙】
奥深く微妙な事。
【険要】
地勢が険しく、敵を防ぐに便利なこと(土地)。
【顕要】
尊く重要な地位(の人)
【幻妖】
正体不明の化物。
≪こ≫
【劫火砲】 初出一話
終末大戦以前に作られた超破壊兵器。
龍焔炉の開発過程で生み出された兵器であり、龍焔炉の起動理論である「零点方射」の力を、直接的破壊力と言う限定したものにより、局地的な力の制御を可能としたもの。
基本的に長砲の形状をしており、サイズの違いによって四種類ほどバリエーションが確認されている。
帝国海軍の重空母が搭載している200m程のサイズの物は俗に「乙型劫火砲」と呼ばれ、帝国府先端に搭載されていた400mサイズの物は「甲型劫火砲」と呼ばれる。「黒き龍焔」が搭載している物は、この帝国府に積まれていた物を取り外した物である。
これより下のサイズは80m程の物が丙型、30mサイズの物が丁型となる。
丁型のものは龍機兵クラスでも何とか装備可能であるが、劫火砲自体を稼動させられるパワープラントを積む機体自体が少ないので、あまり意味が無い。
この劫火砲自体は人間世界には一門も残されておらず、ディフューム達の独占兵器となっていた。
歴史研究の結果によれば、この劫火砲その物は帝国府内に残されていた物しか存在していなかったと言うことである。
どういう理由であれ人間世界に一門でもあれば、この砲の破壊力を利して侵略活動を有利に行なえていた筈である。
禁断兵器の一つ。
【恍惚】こうこつ
心を奪われてうっとりするさま。
【高射砲】 初出一話
地上や艦上から航空機や飛装兵等を迎撃する為の対空砲。
戦車砲等とほぼ同じ口径であるが、次弾装填をほぼ機械が自動で行なうので、連射力が格段に早い。
だが、それでも高速で動き回る敵機に当てるのは至難の業である。
何処かの軍は艦上装備の物は「高角砲」とわざわざ名前を変えて呼ばせるらしいが、龍樹帝国は別に陸軍も海軍もそれほど中が悪い訳では無いので、対空砲の名称は全て「高射砲」で統一されている(空軍も同じ)
【甲鐵】
龍樹帝国海軍八八艦隊艦十三番艦。
甲鐵級巡洋戦艦一番艦。
【蛟龍】
龍樹帝国海軍八八艦隊艦十四番艦。
甲鐵級巡洋戦艦二番艦。
【黄道機】 初出プロローグ
「破壊神エンドベル」との決戦用に建造された十三機の機械神の相称。
【黄道機(封印機)機体要目】
基本的に「頭部を含む胸部」「右腕」「左腕」「下半身」の4ブロックに分けて構成されている。
《上半身》
頭部両側、腹部の三箇所に排焔機の吸炎口を有す。
頭部後方(頭部吸炎口の間)に一器目の縮退炉を搭載。胸部中央に二器目の縮退炉を搭載。
背部に吸炎口一器に付き、二器の排炎口を装備。機械神一機に尽き、計六器。
胸部中央部前面は、前方にスライドし、頭部収納スペースとなる。
胸部両側の棘(浮揚器を内蔵したバランサーシステム)の後ろに、副腕を装備。未使用時は主腕の肩間接下部に折り畳む事が可能。
操舞倉は頭部に設置。
以上が、封印機の上半身の共通した設計となり、殆どの機体がこれを基本とした構造をもつ。
《両腕》
基本的に左右一組で設計され、左右対称の構造となる。
全ての機体の両腕が、分離して別個の機体(大型龍機兵、魔重機、機動駆逐艦等)になるように設計されている。例外は無い様である。
黄道機と言うものは、基本的に試作兵器や実験兵器としての意味合いも持つので、この両腕を他の機体と交換して付け替えると言う事も可能である。
只、この両腕もその機体特有の専用設計である為、他の機体に付けて、その機体の性能が上がると言う事は基本的には無いようである。
例えば、一號機のアスタロトの両腕は大型呪導機として設計されているが、他の機体では機械神本体に呪導機としての魔力回路が設置されていないので、魔力増幅用の魔導器としてこの両腕を使用する事は、基本的に不可能である。
《下半身》
自重にして並みの戦艦の2倍以上の重量がある本体を支えなければならないので、かなり頑丈な造りとなっている。
また主脚にかかる重量を軽減させる為に、多脚形態に変形可能である。変形の為、腰の両サイドに二対の副脚を装備。多脚形態時には六本足となる。
腰部後方には、大型のテールスタビライザーを装備。二脚時には基本的にこのテールスタビライザーも含めた三脚支持になる。
このテールスタビライザーは、人型機動時には、巨大な反動力を生むバインダーとなり、10万トンを超える巨体に驚くべき機動力を与える要因になっている。
脹脛に付いたスラスターの上部には機動駆逐艦の搭載スペースがあり、左右あわせて二機の機動駆逐艦の積載が可能である。
これは余りにも巨大になってしまった両腕の装備により、小回りが効かなくなってしまった「リヴァイアサン」が護衛用に装備したもので、その後に建造された機械神には標準装備となった。唯一未装備の「アスタロト」もその内装備の予定である。
スラスターの下側の脹脛には、機体を大地に固定する為のパイルバンカーを内蔵。これは排炎器に来る衝撃で、機体が大地から吹き飛ばされるのを防ぐ為である。
基本的には上半身と下半身は接合されたまま運用される。両腕部の様に頻繁に分離しての行動は殆ど無い。分離しての使用の際は、二脚歩行の大型砲台としての使用を多く見受けられる。
《下半身に固有の構造を持つもの》
『ヴェルフェゴール』
この機体は、大型の機体を六機の機体に分離させ小型の敵との戦闘に用い、中型の敵に対しては六機の機体が二機ずつ合体し三機の中型機になり、大型の敵に対しては六機全部が合体し、機械神の形態を取り戦闘に赴くと言う、非常に多角的な戦法の実験兵器として建造された物である。
そこで下半身にも固有の分離システムを組み込まれ「大腿部を含む腰部」「右脚」「左脚」に三ブロックに分離する事が可能である。
この機体の構造を活かせば非常に柔軟な作戦行動を行なう事も可能と思われるが、下半身に分離システムを導入した所為で、機体の強度が著しく落ちてしまったので、他の機体への導入は、まったく考えられていないようである。
『ツェルノヴォーグ』
この機体は基本的に陸上戦闘を主に行なう事を主眼とされた為、地上のでの移動を考えて陸上戦艦形態への可変システムを有している。
脚部の主フレームを二重構造化し、それを前後に開閉させる事により、脚部を移動形態に変形させる。
多重間接を大量に使用した脚部のダブルフレームは、巨大な腕部を繋げた重い上半身を支えるに余る程の頑強さを示したが、その反面機動力が著しく落ちてしまった。
『指揮駆逐機』
十一號機「ベルゼヴュート」と十弐號機「アムドゥシアス」は、他の黄道機の指揮にあたる機として、倍する戦闘力が必要と言う考えの下、通常は二器しか積まれていない大型縮退炉を四器搭載している。これにより単純に他の機械神と比べて二倍の出力を誇る。
増設された縮退炉は大腿部に一器ずつ搭載されている。
乙型劫火砲を二基積んだ「ワルキューレ」も、砲稼動の為四器の縮退炉を積んでいるが、此方は砲に近い肩部に一基ずつ増設されている。
【黄道の封印】 初出プロローグ
「破壊神エンドベル」を今までフィーネ砂漠に閉じ込めていた、強力な拘束機械である。
終末大戦以前に存在していた超科学の産物である。
「ゾディアック」とも呼ばれる。
【黒龍師団】
龍樹帝国皇帝直轄の最精鋭戦闘集団。
龍機兵ファイアディスティニーを正式機に装備。更に団員一人一人に、劫火砲の自由使用権限も与えられていると言う。
師団と言う名前は付いているが、通常の師団の様に千人規模の大集団と言う訳では無いらしい。師団長はガルア・デュアル。
今現在所属が判明しているのは、ガルア、副長、リュウガ、アリシア、カインの五人。
しかし黄道機に乗っているのは「アスタロト」のミレイヌ以外は全員黒龍師団員らしいので、少なくとも後七人はいるらしい。
入団は基本的にスカウト制。師団長が推薦したり、皇帝に直接スカウされたりして団員になれる。
ちなみにリュウガとアリシアは、訓練学校の二号生の時に皇帝陛下に直接スカウトされて、入団しました。
つまり、学生時代から既に黒龍師団員だったと言う事です。
【伍號戦車】
龍樹帝国軍の主力戦車の一つ。ワーマイル公国製戦車のライセンス生産車両。ワーマイル陸軍の方では「パンサー」と言う愛称が付いている。
もう一つの主力戦車である「四號戦車」があらゆる局面に対応する汎用型であるのに対し、この伍號戦車は主戦闘である対戦車戦闘を受け持つ。
枢機軍のシャーマン型と同様、高性能を求めるよりも、大量生産と、整備の簡便さを重視した装甲戦闘車両である。
主砲の75mm砲は大概の戦車を戦車戦闘の至近距離(2000m)で破壊できるが、龍機兵の正面装甲を打ち抜く事は不可能である。
【伍號回収戦車】
伍號戦車の車体を利用した戦車回収車。通称「ベルゲ・パンサー」
【伍號駆逐戦車】
伍號戦車の車体を利用した駆逐戦車。通称「ヤクト・パンサー」
88mm砲を装備。
【伍號対空戦車】
伍號戦車の車体を利用した対空戦車。通称「ケーリアン」
【凝り固まった汚濁が滲み出す様に】